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仕事への向き合い方が変わる本を紹介します

管理人の転職体験談(コロナ禍の転職でした)

 自分が転職を考え始めたのは、よくある話だが、子供が生まれたことがきっかけだ。それまでは、割とガツガツ仕事をしたいタイプだったので、平日は23時くらいに帰宅して、土日祝日は18時とか半日くらいまで仕事をする、というような働き方だった。これだけみるとブラックなのかもしれないが、自分で好きなことを好きな通りにやれる環境だったので、そんなにストレスがなかった。しかし、子供が生まれてから、もっと子育てに関わりたい、というか関わらないといけないな、という気になって、働き方を改めなければと思うようになった。かといって、これまでの仕事では、ある程度バリバリやれる人でないと生き残れないような職場だったので、転職先を探すこととした。

 まずやったのは、周りで転職活動をしていた人を何人か知っていたので、どういう風に転職活動をしていくか教えてもらいにいった。大体転職サイトや転職エージェントサイトに登録して転職を行なっている人が多そうだった。中には人脈を駆使して知り合いに雇ってもらうということをやっている人もいた。

 自分も転職サイト、転職エージェントサイトに登録した。登録したのは、いくつかあったが、DODAなどメジャーのものにいくつか登録した。それと同時に、自分か妻の地元で子育てしたいという希望があったので、Uターン、Iターン希望者向けに仕事を斡旋してくれる会社にも登録した。意外にも、Uターン、Iターンなどを希望する人向けの会社が紹介してくれる転職先候補は、大手の転職サイト、転職エージェントサイトで紹介してくれるところとは、全然違うものが多かった。このあたりは、企業がどれくらい広告費を出せるかとか、企業側の都合もあるのかもしれない。あとは、Indeedで、興味がありそうな転職先を探して、企業に直接応募したりもした。

 大体30社くらい応募を出して、10社くらい面接した気がする。コロナ禍なので基本的にリモートが多かったが、一社だけ直接話したいから来て、というところもあった。自分の場合は、いついつまでに絶対転職をする、と決めていたので、どんどん応募を出していたし、そもそも現職の合間に転職活動をしているので、同じ日に複数の異なる会社の面接をすることもあった。

 はじめての転職活動だったので、なかなか結果が出ないことに焦りをおぼえ、途中、当初希望していた自分か妻の地元で子育てしたい、という条件を一旦外して、地元ではない地域の企業に応募したりもしてしまった。その中には、内定通知書までいただいたところもあったのだが、そこで本当にそれでいいのか悩んでしまい、結果そこは断るということをしてしまった。入社した後にまたすぐ辞める、というようなことにならなかった分良かったのかもしれないが、相手の企業の方にも、時間や費用を使わせてしまって申し訳なかったと思っている。

 結果的には、転職エージェントサイトから次の職場が決まった。ただ、エージェント経由ではなく、サイトに登録していた情報を会社の人事担当者が見て、企業の方からオファーを出してきてくれたものに答えたという形だった。

 あくまで個人的な体感だが、転職したい人は、とりあえず何かしらの転職エージェントに登録すると良いと思う。特に初めての転職の場合は、そういえると思う。これは、単に転職先を紹介してもらえるということだけではなくて、現在の転職市場の状況や、転職に必要なノウハウ、その他相談を出来るというところが大きいと思う。また、サイトにもよるかもしれないが、そういったサイトに載せていると、自分の場合と同じように企業の人事担当者が応募者の経歴をみて、そこからオファーが来るという場合もある。

 ただ転職エージェントサイトで転職が決まった場合には、企業が報酬を転職エージェントに支払わないといけないので、企業としてはちょっと迷うような人よりは、確実に成果を期待できる人をとりがちになるらしい。なので、もしも応募したい希望が決まっているのであれば、その企業のホームページに直接いって、採用情報をチェックして、そこから応募する方が良いという話も、企業の人事担当の方から聞いた。なので状況に応じて、転職エージェントを使うか使わないかは決めるといいと思う。転職サイトや転職エージェントサイトもたくさんありすぎてどれが良いかわからないという人もいると思うが、そういった場合にこういう転職本などを一冊読んで活用してみると良いと思う。

 だいたい転職の統計を見ると、半々かやや少し多いくらいの人が転職に満足しているようだ。逆にいうと、半数かちょっとそれより少ないくらいの人は転職に失敗したなーと感じているということだろう。一概に転職するべきかしないべきかというのは、簡単にはわからないのかもしれないが、世の中にはそういったことを解説した本もあるので、迷っている人は参考にすると良いと思う。

 幸いにも自分の場合には、当初願っていた子供との時間を増やす、ということは達成できるような転職先を選べ、まあ満足するものを選べた。ただ途中焦って、条件に合わない転職先を選びそうにもなったりしたので、紙一重だったかなーという印象もある。よく、人生で大切な決断をする時は、好きなものを食べて、しっかり睡眠時間をとった後にやるべし、ということを聞くが、転職活動においても、疲れたり焦ったり精神状態がよくない時には、一旦リフレッシュして正しい判断ができるようにするのが大事だと思う。

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