おすすめビジネス書レビュー

仕事への向き合い方が変わる本を紹介します

未来予測

加藤直人著「メタバース さよならアトムの時代」

本書はtwitterで知った。多くの人がメタバースのことを学ぶのにとても分かり易かったと紹介しており、自分もそのうち読みたいなとずっと思っていた。今回はようやく読めたので、本書「メタバース さよならアトムの時代」を紹介する。 本書の著者加藤直人さん…

坂野俊哉、磯貝友紀著「SXの時代」

去年くらいからだろうか、テレビやラジオなどのマスメディアでSDGs (Sustainable Development Goal) という言葉が盛んに使われるようになったのは。ニュース番組だけでなくバラエティー番組でも、芸能人がSDGsという言葉を使うのを観るようになってきている…

安宅和人著「シン・ニホン」

今更感があるけど、本書を一冊通して読んだ事がまだなかった。最近ブログ用にどういう本を読もうか悩んでいたので、何もせず時間を無駄にするくらいなら、ということで本書を改めて読んでみた。本書「シン・ニホン」は、2020年に発売された本だが、本書の内…

デービット・アトキンソン著「日本人の勝算」

本のタイトルだけ見ると、少し品性の劣った、あまり読むべきでない本の仲間にもみえるが、本書はそういった本ではなく、経済学的な視点の本で学びの多いものだった。本書の著者は、有名な銀行で戦略の立案や分析を行っていたそうで、本書にもそうした経歴が…

日経トップリーダー、日経ビックデータ編「AIが同僚」

AIをテーマにしたビジネス書はいくつもあると思う。AIというテーマに限った話ではないが、知りたいトピックがあるときは、いくつかの本や記事をまたがって読んで、その過程で自分なりの考えを作っていくことが重要だろう。特にAIのような新しく出てきた分野…

チャールズ・A. オライリー、マイケル・L. タッシュマン著(入山 章栄監訳・解説)(冨山和彦解説)(渡辺典子訳)「両利きの経営」

経営について書かれている本を読むことは、今現在経営に携わっていない人にとっても特があると思う。それは例えば、自分の所属している会社やライバルの会社がどのような方針で経営されているのか分かりやすくなったり、あるいは、現場レベルで様々な提案を…

大内伸哉著「君の働き方に未来はあるか?」

あまり、法律についての本というのは読んだことがなかったのだが、ひとまずこのブログをやっていくにあたって、目についたビジネス書っぽい本は手当たり次第に読んでいこうと思っていたので、本書も手に取ってみた。 本書は、労働法を専門とする著者が、会社…

えらいてんちょう著「静止力 地元の名士になりなさい」

自分自身が、子供を生まれたのを機に、地元の企業に転職した経緯をもつからか、興味深く読めた。本書でも言われていたが、自由に移動できる期間は人生で非常に限られている。特に、子供や両親の世話をしないといけない立場になると、遠いところへの引っ越し…

渡辺正裕著「10年後に食える仕事、食えない仕事」

先に読んだ「21世紀の新しい職業図鑑」と比べると、読み応えがあった。これは「21世紀の新しい職業図鑑」が内容的に劣っているというよりは、想定している読者や本のそもそものコンセプトの違いだろう。本書は、AIやデジタルテクノロジー、ロボティクスの進…

武井一巳著「21世紀の新しい職業図鑑」

色々な職業について解説した本というと、30歳以下の人は知らないかもしれないが、2003年ごろ「13歳のハローワーク」という本が話題になっていた。「13歳のハローワーク」と本書「21世紀の新しい職業図鑑」で紹介されている職業を比べてみると、ほとんど重な…